旧日本兵、フィリピンで生存

http://www.asahi.com/national/update/0527/TKY200505260317.html
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フィリピン南部ミンダナオ島での旧日本軍兵士と見られる2人の生存情報にもとづき、日本政府は27日、マニラの日本大使館職員を同島に派遣した。政府によると、2人は旧陸軍30師団に所属していた大阪市西区出身の山川吉雄さん(87)と、高知県越知町出身の中内続喜さん(85)の可能性があり、慎重に事実関係を見極める方針だ。この2人に、もう1人を含めた計3人の帰国嘆願書が今年2月、厚労省に提出されていた。 

戦後60年経った今になって、こんな事ってあるんですね。ビックリです。

 終戦を知らず、グアム島の密林で洞穴に隠れて28年間を過ごした元日本兵の横井庄一さん(故人)が発見されたのは72年1月。同年2月、「恥ずかしながら生きながらえて帰って参りました」の言葉とともに帰国した。 
 74年3月にはフィリピン・ルバング島で、敗戦後も投降せずに密林に潜伏していた元陸軍少尉の小野田寛郎さん(83)が帰国した。小野田さんは陸軍中野学校で、離島でゲリラ活動をする「残置諜者(ざんちちょうじゃ)」の訓練を受け、44年11月から同島で任務についていた。 

過去にこのお二人が、それぞれ発見され帰国したが、その頃はちょうど沖縄が返還されるなど戦争については切って離されることではなかった。今でも靖国神社参拝を巡り中国と何かと対立し、また憲法改正など戦争に結びつくことはよく聞くが、だんだんと戦争の記憶っていうのは薄らいでいく。
横井さんが28年、小野田さんが30年、そして今回の旧日本兵の方々が60年。発見される日まで、どのようにして生き延びていたのか?戦争を知らない私たちにとっては想像しにくいものです。
フィリピンの日本大使館員が身元の確認を急いでいるが、今のところ面会はできていない状況。

小泉首相は「本当ならびっくりだ。よく今まで生きて頑張ってきた。どういう生活をされていたのか興味がある」と語った。さらに、「生きておられるのなら、本人たちの希望がかなえられるようにしたい」と述べ、2人の希望に沿って帰国などの対応をとる考えを示した。

帰国したら戦後60年経った日本を見てどう思うのか?

戦争について、今まで祖父とは話したことはないけど、今度ついでの時に話してみよう。