事故概要

事故が起きる直前、停車するはずの伊丹駅を8mオーバーラン。すぐにバックしたが、乗客の証言によると、そのバックも急加速。とても粗っぽいとのこと。1分30秒遅れで発車し車掌がオーバーランした事と遅れた事のお詫びのアナウンスをしたが、電車は発車時も急加速で、乗客の証言のほとんどが走行中のスピードが異常に速く怖い思いをしたという。普段同じ電車に乗っている人ならこの差異をわかっているのは確かである。“怖い”という表現をするくらいなのなら相当なスピードだったに違いない。
上りは伊丹を過ぎると、途中(自宅近く)若干のカーブがあるもののしばらくは直線が続く。確かに快速は途中の猪名寺塚口を通過するのでスピードは出しているのだが、今回の怖いくらいのスピードっていうのは?
伊丹を1分30秒遅れで発車したが塚口を通過した時点では1分遅れ。伊丹と塚口の間はさほど遠くないのに30秒も短縮。普通では考えられない。
運転士はまだ11ヶ月のキャリアで新人のようなもの。若くキャリアが浅いゆえに遅延したことによって焦りとプレッシャーに負けてスピードを出しすぎたかもしれない。