生きた心地しない

日航機、前輪外れる けが人なし、滑走路を閉鎖
http://www.sankei.co.jp/news/050615/sha025.htm

 15日午前10時ごろ、羽田空港A滑走路に着陸し滑走中の札幌発日航1002便ボーイング767(乗客210人、乗員12人)の前輪のタイヤが2つとも外れた。同機は滑走路上で走行不能となり立ち往生。羽田空港は3本の滑走路のうち1本を閉鎖した。
 乗客3人が首の痛みなどを訴え、1人は1週間のけが。同機は着陸後約1000メートル滑走した後に停止。タイヤはホイールからすっぽり抜け落ちた状態で、パンクした後に脱落したとみられる。
 日航は運航上のトラブルが相次いで国土交通省から事業改善命令を受け、安全対策強化を表明したばかり。国交省は事態を重視し、原因など詳しい報告を求める方針。
 着陸の様子を目撃した空港関係者によると、前輪が地面についた瞬間にタイヤの一つが外れたという。
 タイヤは直径116センチ、幅35センチ。着陸地点と停止位置の中間辺りの誘導路と、停止位置そばの滑走路上に落ちていた。滑走路にはタイヤの脱落後にホイールが接触したとみられる傷があり、灯火の一部が破損していた。機体下面やエンジンにも、傷があった。
 空港内の診療所で乗客の女性(30)が手当てを受け首に1週間の軽傷。ほかに30代の男女2人が首の痛みや吐き気を訴えた。
 航空関係者によると、着陸の際にタイヤがパンクし立ち往生することは1年に数回あるが、タイヤが外れるケースは珍しい。日航は、タイヤが外れた車輪をジャッキで上げ、機体の移送作業を進めた。
 乗客は午前11時ごろ飛行機を降り、滑走路でバスに乗って到着ロビーに移動した。乗客によると、着陸の瞬間にドンと跳ね上がるような衝撃があり、しばらくガタガタと滑走した後、停止したという。

またもやJAL機のトラブル。でもこれはトラブルだけでは片付けられないですね。本当にあわやという事故。乗客にとっては寿命が縮まった思いであろう。日本の交通輸送に関して世界的にも優秀といわれているが、あのJR事故があって以来、安全神話が崩されその名誉の回復をしている最中、また安全に関する信頼性を失うところだ。